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アセット取り込み設定
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データベース系データストアにのみ、利用できます。
データストアを連携すると、そのデータストアに対応するアセットが自動で取得されます。
アセット取り込み設定では、包含ルールと除外ルールを用いて、取得するアセットを絞り込むことができます。
なお、アセット取り込み設定は、データストアの新規連携が完了した時点で自動的に表示されます。
また、データストア詳細画面から遷移できます。

アセット取り込み設定の注意事項
アセット取り込み設定を編集するには、データストア管理者ロールが必要です。
データストアの新規連携時に、データストアの新規連携が完了すると、アセット取り込み設定画面が表示されます。
この時点でデータストアの連携自体は完了していますが、アセット取り込み設定画面にて初回設定を完了がクリックされるまで、アセットの取り込み処理は行われません。
包含ルールや除外ルールが不要の場合でも、初回設定を完了をクリックする必要があります。
なお、初回設定を完了をクリックすると、アセットの取り込み処理が開始されます。
上記処理以降、アセットの取り込み処理は日次で自動実行されます。
包含ルール
包含ルールは、アセット取り込みの対象とするアセットを指定するための設定です。
特定のデータベース、スキーマ、テーブルのみを取り込みたい場合に使用します。
包含ルールの設定項目・評価順序
アセット取り込み設定画面の包含ルール項目にて追加をクリックすると、包含ルールの各項目が表示されます。
「プロジェクト(データベース)」「データセット(スキーマ)」「テーブル」それぞれに対して、一致パターンおよび文字列を指定します。
一致パターンは、完全一致・前方一致・後方一致・指定なしから選択できます。
なお、「プロジェクト(データベース)」「データセット(スキーマ)」「テーブル」の条件はAND条件で評価されます。
また、複数の包含ルールが作成された場合、それらはOR条件で評価されます。
包含ルールの設定例
たとえば、以下の通り2つの包含ルールを作成したとします。
- 包含ルール1
- データベース名を前方一致で
analytics - テーブル名を前方一致で
user
- データベース名を前方一致で
- 包含ルール2
- スキーマ名を完全一致で
sales
- スキーマ名を完全一致で
この場合、以下のアセットが取り込まれます。
- 名前が
analyticsから始まるデータベースに属するテーブルのうち、名前がuserから始まるテーブル(スキーマは問わない) - すべてのデータベースに存在する、名前が
salesに完全一致するスキーマに属するすべてのテーブル
除外ルール
除外ルールは、アセット取り込みの対象から除外するアセットを指定するための設定です。
包含ルールで取り込み範囲を設定した後、さらに不要なアセットを除外したい場合や、すべてのアセットから特定のアセットのみを除外したい場合に使用します。
除外ルールの設定項目・評価順序
アセット取り込み設定画面の除外ルール項目にて追加をクリックすると、除外ルールの各項目が表示されます。
「プロジェクト(データベース)」「データセット(スキーマ)」「テーブル」それぞれに対して、一致パターンおよび文字列を指定します。
一致パターンは、完全一致・前方一致・後方一致から選択できます。
入力された文字列に対して一致パターンを踏まえて名前がマッチしたアセットは、アセット取り込みの対象から除外されます。
なお、「プロジェクト(データベース)」「データセット(スキーマ)」「テーブル」の条件はAND条件で評価されます。
また、複数の除外ルールが作成された場合、それらはOR条件で評価されます。
除外ルールの設定例
たとえば、以下の通り2つの除外ルールを作成したとします。
- 除外ルール1
- プロジェクト名を前方一致で
analytics - データセットを後方一致で
test
- プロジェクト名を前方一致で
- 除外ルール2
- テーブル名を前方一致で
tmp
- テーブル名を前方一致で
この場合、以下のアセットは取り込まれません。
- 名前が
analyticsから始まるプロジェクトの、名前がtestで終わるデータセット- このとき、名前が
analyticsから始まるプロジェクトの、名前がtest以外で終わるデータセットは取り込まれる
- このとき、名前が
- データストア配下に存在する、名前が
tmpで始まるすべてのテーブル
包含ルールも除外ルールも設定しない場合は、すべてのアセットが取得対象となります。
包含ルールと除外ルールの組み合わせ
包含ルールと除外ルールをどちらも設定した場合、包含ルールで指定されたアセットのうち、除外ルールで指定されたアセット以外が取得対象となります。
包含ルールで対象範囲を絞り込んだ上で、除外ルールでさらに不要なアセットを除外できます。
包含ルールと除外ルールを組み合わせた例
包含ルールと除外ルールを組み合わせることで、より柔軟なアセット取り込み設定が可能です。
たとえば、以下のように包含ルールと除外ルールを組み合わせて設定したとします。
包含ルール
- 包含ルール1
- プロジェクトを完全一致で
sandbox - データセットを完全一致で
salesforce
- プロジェクトを完全一致で
- 包含ルール2
- プロジェクトを完全一致で
sandbox - データセットを完全一致で
service_db
- プロジェクトを完全一致で
除外ルール
- 除外ルール1
- プロジェクトを完全一致で
sandbox - データセットを完全一致で
salesforce - テーブル名を前方一致で
test_
- プロジェクトを完全一致で
この場合、以下のアセットが取り込まれます。
- プロジェクト
sandboxのデータセットsalesforce配下のテーブルのうち、テーブル名がtest_で始まらないテーブル - プロジェクト
sandboxのデータセットservice_db配下のすべてのテーブル
逆に、以下のアセットは取り込まれません。
- プロジェクト
sandboxのデータセットsalesforce配下のテーブルのうち、テーブル名がtest_で始まるテーブル - プロジェクト
sandbox以外のプロジェクト配下のすべてのアセット - プロジェクト
sandbox配下の、データセットsalesforceとservice_db以外のデータセット配下のすべてのアセット