接続情報 - Salesforce

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概要

Salesforceの接続情報を設定する際のDocsとなります。

入力項目

基本項目

項目名 必須 内容
名前 Yes TROCCO内部で利用する接続情報の名前を入力してください。
メモ No TROCCO内部で利用する接続情報のメモを入力してください。

認証方式として「OAuth認証」、「ユーザーパスワード認証」が選べます。
認証方式により、設定方法が異なります。

OAuth認証の場合

項目名 必須 内容
サンドボックス環境 No SalesforceのSandbox環境に接続する場合、チェックしください。
Salesforceアカウント認証 Yes 認証ボタンをクリックし、Salesforceにログインしてください。

ユーザーの作成(OAuth認証)

OAuth認証を行うと、ユーザーの権限をすべてTROCCOが引き受けることになります。以下の手順に従いOAuth認証用の読み込み専用ユーザーを作成し、権限を絞ることをおすすめします。

  1. Salesforce にログインします。
  2. 右上の歯車⚙️アイコンをクリックし、設定を選択してください。
  3. 左サイドメニューの 管理 > ユーザー > プロファイル からプロファイル一覧画面を開きます。
  4. 新規プロファイル ボタンをクリックします。
  5. 既存のプロファイルに Read Only を選択し、適当な名前(例: trocco-read-only)を設定し、保存します。
  6. プロファイルの編集をクリックし、標準オブジェクト権限カスタムオブジェクト権限からTROCCOで参照するオブジェクトについて、参照にチェックを付け、保存します。
  7. 左サイドメニューの 管理 > ユーザー > ユーザー からユーザー一覧画面を開きます。
  8. 新規ユーザー ボタンをクリックし、以下の情報を入力します。
    1. ユーザーライセンス: Salesforce
    2. プロファイル: 先程作成したプロファイル
    3. メールアドレス: 確認メールが受取可能なメールアドレスを入力します
  9. 保存し、作成は完了です。入力したメールアドレス宛に確認メールが届くので、初回ログインを行ってください。

接続アプリケーションの作成(OAuth認証)

OAuth認証を利用する場合は、Salesforce側で接続アプリケーションを作成する必要があります。
作成時に指定する項目は以下のとおりです。

項目名 内容
選択した OAuth 範囲 必要なOAuth範囲は以下の通りです。
  • api
  • web
  • refresh_toke
  • offline_access
コールバック URL 以下のURLを指定します。
https://trocco.io/connections/salesforce/callback

注意事項

  • OAuth認証で作成した接続情報は、転送元Salesforce転送先Salesforceで利用できます
  • 転送元Salesforceレポート、転送元CRM Analytics(旧 Tableau CRM)をご利用の際は、ユーザーパスワード認証をご利用ください。

ユーザー・パスワード認証の場合

項目名 必須 内容
ユーザーID Yes SalesforceのユーザーIDを入力してください。
パスワード Yes Salesforceのパスワードを入力してください。
セキュリティトークン Yes Salesforceのセキュリティトークンを入力してください。
※作成手順は以下にまとまっております。
セールスフォースエンドポイント No セールスフォースエンドポイントを入力してください。
未入力の場合は、デフォルトで
https://login.salesforce.com/services/Soap/u/ がセットされます。
また、sandbox環境と連携頂く場合は
https://test.salesforce.com/services/Soap/u/ のように設定頂く必要がございます。

セキュリティトークンの作成方法(ユーザー・パスワード認証)

ユーザー・パスワード認証を利用する場合、以下の手順に従ってセキュリティートークンを発行してください。

  1. Salesforceにログインしてください。

  2. ログイン後、右上のユーザーアイコンをクリックしてください。

  3. ユーザー名をクリックし、設定をクリックします。
    image.png

  4. 個人設定画面に遷移したら左メニューの私の個人情報から私のセキュリティトークンのリセットをクリックしてください。
    image.png

  5. セキュリティトークンのリセットをクリックすることで登録済みのメールアドレスにセキュリティトークンが送信されます。
    image.png

トラブルシューティング

無効なセッションIDのため接続に失敗

Error: org.embulk.output.sf_bulk_api.AbortException: [UnexpectedErrorFault [ApiFault  exceptionCode='INVALID_SESSION_ID'
 exceptionMessage='Invalid Session ID found in SessionHeader: Illegal Session. Session not found, missing session hash: ********
This error usually occurs after a session expires or a user logs out. Decoder: DataInDbSessionKeyDecoder'
 extendedErrorDetails='{[0]}']]

考えられる原因

  • 複数のジョブが同時に実行されている場合、一方のジョブが終了するタイミングでセッションが無効化され、接続に失敗します。
  • 複数のツールから同一アカウントにログインしている場合、セッションが共有されます。そのため、いずれかのツールでログアウトを行うと、共有されている他のセッションも無効化され、接続に失敗します。

対処法

  • 同一の接続情報を使用しているタスクの同時実行を避ける
    • 複数のタスクを同時に実行する場合
      • ワークフロー機能を利用して、タスク同時実行上限数を「1」に設定し、接続情報が同時に使用されないように制御してください。
    • 異なるワークフロー内にSalesforceを使用しているタスクが含まれている場合
      • それぞれのワークフローが同時に実行されないよう、実行時間を調整してください。
  • TROCCO以外のツールから同一アカウントへのアクセスを避ける
    • TROCCO専用のアカウントを作成し、セッションが共有される状況を防いでください。