スケジュール機能について

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概要

TROCCO では「データ転送機能」「データマート機能」「ワークフロー機能」のそれぞれで、定期的な実行のためのスケジュール機能を提供しています。このドキュメントでは、各機能のスケジュール設定について説明します。
なお、「dbt連携機能」には単体でジョブ実行をスケジュールする機能はなく、スケジュール実行したい場合はワークフロー定義に対象の dbt ジョブを組み込んでいただく必要があります。

スケジュール機能の共通の仕様

TROCCOの各機能(データ転送、データマート、ワークフロー)では、共通のスケジュール設定の仕組みが利用できます。

スケジュール頻度

すべての機能で以下の4種類のスケジュール頻度を設定できます。

  • 毎時(hourly): 毎時、指定した分に実行
  • 毎日(daily): 毎日、指定した時刻に実行
  • 毎週(weekly): 毎週、指定した曜日と時刻に実行
  • 毎月(monthly): 毎月、指定した日と時刻に実行

時間設定

スケジュール頻度に応じて、以下の時間設定が可能です。

頻度 設定可能な項目
毎時(hourly) 分(0-59)
毎日(daily) 時(0-23)、分(0-59)
毎週(weekly) 曜日(日曜〜土曜)、時(0-23)、分(0-59)
毎月(monthly) 日(1-31)、時(0-23)、分(0-59) (*)

(*): 「毎月31日」など特定の月にしか存在しない日付を設定した場合、その日付が存在しない月は実行がスキップされます。 毎月最終日に実行されるわけではないのでご注意ください。

タイムゾーン設定

すべてのスケジュールでタイムゾーンを設定できます。これにより、異なるタイムゾーンでの実行時間を柔軟に管理できます。

複数スケジュールの登録

すべての機能で複数のスケジュールを設定できます。例えば、「毎日9時に実行」と「毎週月曜日の15時に実行」のように、異なる頻度や時間のスケジュールを組み合わせることが可能です。

一括操作

データ転送機能およびワークフロー機能では、複数の転送設定に対して一括でスケジュールを追加・削除する機能があります。

  • 複数の転送設定を選択して一括でスケジュールを追加
  • 複数の転送設定を選択して一括でスケジュールを削除
スケジュール設定の Tips

TROCCO のスケジュール実行が集中する時間帯では、スケジュールされたジョブの実行が遅延する場合があります。
特に毎時0分や30分などの時刻には実行が集中しやすく、負荷が十分に高い場合、一部のキューされたジョブの実行開始が遅延する可能性があります。
遅延の可能性を減らすために、スケジュール設定時刻を毎時0分、30分以外の時刻に設定することをお試しください。

転送ジョブ・データマートシンクジョブを実行する場合のスケジュール設定

転送ジョブやデータマートシンクジョブなど、自身でスケジュール機能を持つタスクについて、ワークフロー定義と各タスクの両方にスケジュール設定をしていた場合、両方のスケジュールが実行されます。
依存関係のあるタスクはワークフロー定義に追加したうえでワークフローにスケジュールを設定する、依存関係のないタスクのみ転送設定ないしデータマート定義にスケジュールを設定するなど、一定のルールに沿ってスケジュール設定を運用することをおすすめします。