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転送元 - Airtable
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本ページでは、Airtableからデータを取得するための設定(転送設定)について説明します。
接続に関する設定については、接続情報 - Airtableを参照ください。
利用上の注意・制約
Airtable APIにはレート制限があります(5リクエスト/秒、ベースごと)。
大量のデータを短時間で取得しようとすると、一時的にAPIへのアクセスが制限される場合があります。
大規模なデータ転送を行う場合は、複数の転送ジョブに分割して実行することをオススメします。
ベースIDは、Airtableのワークスペースで対象のベースを開いた際のURLから確認できます。
URLは https://airtable.com/<base_id>/...
の形式になっており、<base_id>
の部分(例:appXXXXXXXXXXXXXX
)がベースIDです。
取得対象
Bases
Airtableアカウントでアクセス可能なベース一覧を取得します。
詳しくは、Airtable公式ドキュメントを参照ください。
設定項目
このエンドポイントには特別な設定項目はありません。
取得データ
カラム名 | デフォルトのデータ型 | 補足事項 |
---|---|---|
id | string | ベースの一意識別子 |
name | string | ベース名 |
permissionLevel | string | アクセス権限レベル |
Tables
指定したベース内のテーブル一覧を取得します。
詳しくは、Airtable公式ドキュメントを参照ください。
設定項目
項目名 | 必須 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
Base ID | ✓ | - | テーブル一覧を取得するAirtableベースのIDを入力します。 ベースIDの確認方法については、接続情報 - Airtableを参照ください。 |
取得データ
カラム名 | デフォルトのデータ型 | 補足事項 |
---|---|---|
id | string | テーブルの一意識別子 |
name | string | テーブル名 |
primaryFieldId | string | 主要フィールドのID |
fields | json | テーブルのフィールド定義(JSON形式) |
views | json | テーブルのビュー定義(JSON形式) |
List Records
指定したベース内の特定のテーブルからレコードを取得します。
詳しくは、Airtable公式ドキュメントを参照ください。
設定項目
項目名 | 必須 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
Base ID | ✓ | - | データを取得するAirtableベースのIDを入力します。 ベースIDの確認方法については、接続情報 - Airtableを参照ください。 |
Table ID / Name | ✓ | - | データを取得するテーブルのIDまたは名前を入力します。 テーブル名は、Airtableのベース内で表示されているテーブル名です。 |
取得データ
カラム名 | デフォルトのデータ型 | 補足事項 |
---|---|---|
id | string | レコードの一意識別子 |
createdTime | timestamp | レコードの作成日時 |
fields | json | レコードのフィールド値(JSON形式) テーブルのカラム名と値のペアが含まれます |
fields
カラムはJSON形式で、テーブルの全フィールドデータが含まれています。
転送設定のSTEP2で文字列変換機能を使用することで、特定のフィールド値を個別のカラムとして抽出できます。
たとえば、fields.Name
というJSONPathを指定することで、Nameフィールドの値を別カラムとして取得できます。
詳細設定
Airtableコネクタには詳細設定はありません。
活用例
特定のフィールド値でフィルタリングする
Airtable APIでは、特定の条件に一致するレコードのみを取得できます。
フィルタリングを行うには、転送設定STEP1の詳細設定で以下のようなカスタムヘッダーを追加します。
- 転送設定STEP1で詳細設定をクリックします。
- カスタムヘッダーに以下を追加します:
- ヘッダー名:
filterByFormula
- 値:
{フィルター式}
- ヘッダー名:
以下フィルター式の例です。
{Status}="完了"
- Statusフィールドが「完了」のレコードのみを取得AND({Category}="A", {Priority}>3)
- CategoryがAかつPriorityが3より大きいレコードを取得
詳細なフィルター構文については、Airtable公式ドキュメント - Formula field referenceを参照ください。