ファイル転送

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概要

ファイル転送は、PDF・画像・動画などのファイルを、テーブルとして取り込まずにそのまま別のストレージやサーバーへ送る機能です。
たとえば、転送元のディレクトリパスが/data/、転送先のディレクトリパスが/backup/の場合は、以下のように転送されます。

転送元のファイル 転送先のオブジェクト
/data/a.pdf backup/a.pdf
/data/sub/b.pdf backup/sub/b.pdf

上記のように、ファイルの結合・分割・形式変換は行わず、転送元のディレクトリ構造とファイル名を保ったまま転送できます。

転送設定との使い分け

転送設定は、ファイルやデータベースのデータをテーブルとして読み込み、転送先に書き込む機能です。
一方、ファイル転送はファイルの中身を解釈せずにそのまま転送します。

通常の転送設定とファイル転送は、以下のように使い分けてください。

  • テーブルのデータを転送する場合は、転送設定を利用する
  • 非構造化データを含むファイルを、そのまま別の場所へ移す場合は、ファイル転送を利用する
プラン上の制約

ファイル転送は、Advancedプラン以上で利用できます。
閉域環境でファイル転送を利用する場合は、ProfessionalプランでSelf-Hosted Runnerを利用する必要があります。

詳しくは、営業担当者またはカスタマーサクセスまでお問い合わせください。

対応コネクター

転送元コネクター

転送先コネクター

利用上の注意・制約

  • スケジュール実行には対応していません。
    • 定期的に実行する場合は、ワークフロー定義にファイル転送を組み込み、ワークフロー定義のスケジュールを設定してください。
  • 通知の設定はありません。
    • ジョブの結果を通知する場合は、ワークフロー定義の通知設定を利用してください。
  • 同一のファイル転送設定のジョブは、同時に実行できません。後から実行したジョブはスキップされます。

設定項目

STEP1 設定編集

基本情報

Self-Hosted Runner Clusterを選択すると、指定したクラスタでジョブを実行します。
未選択の場合は、TROCCOの実行環境で実行します。
転送元がローカルファイル (Self-Hosted Runner)の場合は、選択が必須です。

転送元・転送先の設定

転送元・転送先の設定項目は、コネクターごとに異なります。
詳しくは、対応コネクターに記載の各ページを参照ください。

ファイルパターンの記法

転送元のファイルパターンは、ファイル名に対して照合されます。
ディレクトリパス配下のどの階層にあるファイルも、ファイル名がパターンに一致すれば転送対象となります。

記法 意味
* 任意の文字列に一致する
, 複数のパターンを区切る
いずれかのパターンに一致したファイルが転送対象となる

以下、入力例です。

入力例 転送対象となるファイル
*.pdf 拡張子が.pdfのファイル
report_*.csv ファイル名がreport_で始まり、拡張子が.csvのファイル
*.png, *.jpg 拡張子が.pngまたは.jpgのファイル
複数の拡張子を指定する場合

*.{png,jpg}のような波括弧による指定には対応していません。
複数の拡張子を指定する場合は、*.png, *.jpgのようにカンマで区切って入力してください。

転送完了ファイル

転送先の設定では、転送完了ファイル (ENDFILE) を作成するオプションを利用できます。
有効にすると、ジョブが成功した時に、ディレクトリパス直下にENDFILEという名前の空のファイルを作成します。ENDFILEが存在する場合は、上書きされます。

後続の処理で、転送の完了を検知する目的に利用できます。

転送元に同名のファイルがある場合

転送元のディレクトリパス直下にENDFILEという名前のファイルがある場合、ジョブはエラーとなります。
この場合は、転送元のファイル名を変更するか、ファイルパターンで転送対象から除外してください。

プレビュー

プレビューを実行をクリックすると、転送対象となるファイルの一覧と、転送先への接続確認の結果を確認できます。

STEP2 確認・適用

現在適用中の設定との差分を確認し、適用をクリックします。

ジョブ

ファイル転送設定を実行すると、ファイル転送ジョブが作成されます。

実行方法

ファイル転送ジョブは、以下のいずれかの方法で実行できます。

ジョブの確認

左メニューのファイル転送 > ファイル転送ジョブから、ジョブの一覧を確認できます。

ジョブ詳細画面の実行サマリーでは、転送バイト数や転送ファイル数を確認できます。転送バイト数と転送ファイル数は、ジョブの実行中も途中経過が更新されます。
スキップされたファイル数は、差分転送において、前回の転送後に更新されていないためスキップしたファイルの数です。

また、実行ログでは、ファイルごとの転送結果を確認できます。

一部のファイルの転送に失敗した場合

1ファイルでも転送に失敗した場合、ジョブはエラーとなります。
差分転送の場合、次回のジョブでは未転送のファイルのみを転送します。