概要
リネージとは、テーブルやカラムのデータの系譜(データがどのように生成されているか)を可視化する機能です。
リネージを確認することで、データの流れや依存関係を把握でき、データ品質の管理やトラブルシューティングに役立ちます。

リネージは、データベース画面またはダッシュボード画面のリネージタブで確認できます。
画面の操作方法については、リネージタブを参照してください。
リネージの種類
COMETAでは、データの流れる範囲によって、以下の2つに分類されます。
同一データストア内のリネージ
同一のデータストア内でのデータの依存関係を表示します。
ビューリネージ、dbtリネージ、TROCCOデータマートリネージでは、テーブルレベルのリネージに加えて、カラムレベルのリネージもサポートされています。
カスタムデータベースでは、同一データストア内のリネージは利用できません。
ビューリネージ
ビューやマテリアライズドビューのDDLから、参照元のテーブル・カラムを自動解析してリネージを表示します。
Snowflakeでは、マテリアライズドビューのリネージは表示できません。
dbtリネージ
dbtメタデータ連携より、dbtモデルの依存関係をリネージとして表示します。
TROCCOデータマートリネージ
本機能は、TROCCOと合わせてご利用の場合にのみ利用できます。
TROCCOのデータマート定義のクエリから、参照元のテーブル・カラムを自動解析してリネージを表示します。
- 自由記述モードのデータマートはリネージを表示できません。
- カスタム変数のデータ型が「文字列」の場合のみ、出力先データセット名・出力先テーブル名・クエリ内のカスタム変数の展開がサポートされています。
Tableauリネージ
Tableauデータストア内のTableauデータソース、ワークブック、ダッシュボード間のリネージを表示します。
カラム(フィールド)レベルのリネージは表示できません。
異なるデータストア間のリネージ
複数のデータストアをまたいだリネージを表示します。
異なるデータソース間のリネージでは、カラムレベルのリネージは表示できません。
TROCCOの転送設定によるリネージ
本機能は、TROCCOと合わせてご利用の場合にのみ利用できます。
TROCCOの転送設定で関連づけられたテーブル間のリネージを表示します。
転送リネージには以下の2つのパターンがあります。
パターン1: 任意の転送元サービス → COMETA管理テーブル
任意のデータソースからCOMETAで管理されているテーブルへの転送に対応します。
転送先として対応しているデータストア
- BigQuery
- Snowflake
- Redshift
- カスタムデータベース(「その他」を除く)
表示されるリネージ
- テーブルレベルのみ:転送設定(ジョブ定義) → 転送先テーブル
- 例:Salesforce転送設定 → BigQueryテーブル、広告データ転送設定 → Snowflakeテーブル
パターン2: COMETA管理テーブル → COMETA管理テーブル
COMETA上で管理されているテーブル間の転送に対応します。
このパターンは、TROCCOで「差分転送」モードが指定された転送設定のみが対象です。
「クエリを使用して転送」モードでは、転送元テーブルと転送先テーブル間のリネージは表示されません。
転送元として対応しているデータストア
- MySQL(カスタムデータベース)
- PostgreSQL(カスタムデータベース)
- SQL Server(カスタムデータベース)
転送先として対応しているデータストア
- BigQuery
- Snowflake
- Redshift
- カスタムデータベース(「その他」を除く)
表示されるリネージ
- テーブルレベルのみ:転送元テーブル → 転送先テーブル
- 例:MySQLテーブル → BigQueryテーブル、PostgreSQLテーブル → Snowflakeテーブル
Tableauリネージ
BigQuery・Snowflakeのテーブルと、それを参照するTableauデータソースとの関係を表示します。
TableauからカスタムSQLでDWHを参照している場合、リネージは表示されません。
対応データストア
- BigQuery → Tableau
- Snowflake → Tableau
リネージの生成条件
以下の1〜3の全てに当てはまる場合、リネージ表示が可能です。
- COMETAにTableauデータストア連携を設定している
- COMETA上で管理しているBigQuery・SnowflakeのテーブルをTableauが参照している
- 以下のいずれかの条件を満たし、Tableauのメタデータを取得できる状態にある
- Tableau Data Managementの機能が利用できるプランやライセンスを契約している
- (Tableau Data Managementライセンスを保持していない場合) サイト管理者ロールのアカウントで発行したアクセストークンをデータストア連携に使用している
- (Tableau Data Managementライセンスを保持していない、かつ、サイト管理者以外のアクセストークンを連携に使用している場合) Tableauの「設定 > 全般 > データベースおよびテーブルに関するメタデータへの自動アクセス」が有効になっている
表示されるリネージ
- テーブルレベルのみ:テーブル(BigQuery/Snowflake) → Tableauデータソース
リネージの更新タイミング
リネージ情報は、アセット取り込みジョブ/dbtメタデータ連携ジョブの実行時に自動的に更新されます。
リネージのサポート状況
データストア別リネージ対応状況
| データストア | ビュー | dbt | TROCCOデータマート | Tableau(テーブル→データソース) | TROCCO転送 |
|---|---|---|---|---|---|
| BigQuery | ○ | ○ | ○ | ○ | ○(転送先の場合) |
| Snowflake | ○(ビューのみ) | ○ | ○ | ○ | ○(転送先の場合) |
| Redshift | × | × | × | × | ○(転送先の場合) |
| カスタムデータベース | × | × | × | × | ○(「転送元: MySQL, PostgreSQL, SQL Server のみ/ 転送先:「その他」以外) |
リネージのサポート対象外
以下の機能・条件では、リネージが正しく表示されない、または表示されません。
- Snowflakeの機械学習関数(ML関数):ML関数を含むリネージは表示できません
- データベース固有の方言関数:各データベース固有の特殊な関数や構文を用いたビューやテーブルでは、リネージを正しく表示できない場合があります